
女性ならば一度は体験している生理の辛さと不快感。微熱、腹痛、頭痛、腰痛、吐き気、だるさ。1カ月に5日以上はこういった体調不良に一気に見舞われ、それでも学校や会社に行かなくてはいけない。できるならば家でじっとしていたいと誰もが思うでしょう。そして「女ってめんどくさい」と呟く日々。憂うつ以外のなにものでもありませんね。
「女性の心は秋の空」そんな言葉があるのは生理などでホルモンバランスが崩れるから。ホルモンバランスが崩れるとイライラしたり、疲れやすくなったりします。なので生理中の女性はストレスが溜まりやすいのです。
生理は大小さまざまな辛さを女性に与えます。生理中の症状が重い人もいれば軽い人もいます。どちらがいいかと言えば後者がいいに決まっています。私はどちらかというと症状が軽い方でした。しかし年を重ね、体質が変わるにつれて症状が重く辛いものに変わっていきました。この経験から生理中の症状は良い方にも悪い方にも変えることができるんだと知りました。
生理の期間は1ヶ月に5日以上もあるのですからなるべく快適に過ごしたいですよね。なので今回は生理中に起こるイライラや痛みなどの症状を改善する方法をご紹介します。
生理中に起こる症状
改めて生理中に起こる症状をあげていきます。生理中には以下の症状が起こります。
- 微熱
- 腹痛
- 頭痛
- 腰痛
- 下痢もしくは便秘
- めまい
- 視界がチカチカする
- 吐き気
- 眠気
- だるさ
- イライラ
- 落ち込み
- 憂うつ
- 肌荒れ
- 食欲増加
主な症状は以上ですが、人によってはここに挙げているもの以外の症状が毎回起こる人もいます。
こんな様々な症状が1ヶ月に5日以上も続き、下手をすれは月の半分は起こり続ける可能性があります。こんなにも辛いのに、社会ではいまだ認められず、男性にも理解されにくいということが余計にストレスを感じさせますよね。
しかし生理は子供を産むため、または健康な体を維持するためにも必要な現象。どうしても向き合わなくてはいけないことです。
生理中の症状が悪化する原因
生理中の症状が悪化する原因は主に以下の通りです。
- 冷え
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 不規則な生活
- 運動不足
- 喫煙
上記がホルモンバランスを乱し、生理中の症状を悪化させます。
改めて認識してみると社会人になって一人暮らしを始めた女性に当てはまる項目が多いのではないかと思います。会社でストレスをため、忙しさのあまり食生活が乱れ運動不足にもなり、気がつくと不規則な生活を送っている。まるでブーメランのように自分の胸に突き刺さります。「悪いことばかりしてごめんね、私の体」と思わず自分を労わってしまいます。みなさんも自分の体を労わって、生理中の症状を改善させましょう。
生理中の症状を改善する方法
1.体を温める
私は子供の頃よくおばあちゃんに「女の子は体を冷やしちゃだめよ」と言われました。でも丈の長いスカートはダサいし、ズボンだと男の子みたいだと言われるし、タイツやスパッツは窮屈で嫌いでした。でも最近になってその言葉が身に染みます。
一人暮らしを始めて節約として暖房をあまり使わない生活を過ごしたら驚くぐらい体調が悪くなり、生理中の症状が悪化しました。
みなさんの平均体温は何度ですか。体を温める習慣のなかった当時の私の平均体温は35.5度から36度でした。もし平均体温がそれぐらいでしたらかなり不健康です。体温が36.5度以上が一番健康だと言われています。
なぜ体温は下がってしまうのか。それは体が冷えているからです。冬なのに生足で過ごしていたり、コートやマフラーをつけなかったり、冷えた飲み物ばかり飲んでいたりするとどんどん体が冷えていってあっという間に平均体温が36度前後になってしまいます。さきほども書いた通りそれは不健康です。健康を維持し、生理中の症状を改善させるためにも平均体温が36.5度以上になるようにしましょう。
私は平均体温をあげるためにしたことは下記の通りです。
- 白湯などの温かい飲み物を飲む
- ホットカーペットなどを惜しみなく使う
- 首、足首、手首、腹を冷やさない服を着る
- 部屋にいるときは腹巻をする
- 湯船にゆっくりとつかる
- 太ももを動かす
- 寝る前にストレッチをする
- 1日の歩く時間を増やす
- 1日の立つ時間を増やす
これらの習慣をつけたことにより体質がかなり改善されました。寝つきがよくなり疲れが取れやすくなりましたし、寝起きがすっきりと晴れやかになりました。また定期的起こった頭痛や吐き気、だるさも改善。この記事のテーマである生理中の症状も改善しました。
「女の子は体を冷やしちゃだめよ」おばあちゃんの言葉は真理でした。
2.ストレスを軽減
ストレス社会と言われている現在、ストレスをためこまない人の方が少ないでしょう。ストレスへの耐性は人によって様々ですが弱い人ほど生理中の症状も重くなりがちです。
しかしストレスとは必ずしも悪とは限らず、全くないというのも問題です。ストレスがないと人は成長できませんし、ストレスがないと考えるということができなくなり最悪幻聴や幻覚などに襲われます。なので「ストレスは悪だからゼロにしないと」と焦ってストレスを感じてしまう必要はないのです。
「ストレスはあってもいい」そう思うことがストレスの少ない生活に必要なのではないかと思います。
ではストレスを減らすために必要なことはなにか。それは「捨てる」ことです。何を捨てるのか。もちろんストレスになるものです。
私はストレスを減らすためにTwitterとフェイスブックを辞めました。このことによりストレスになる不必要な情報と人間関係を捨てたと言えるでしょう。
多くを持つ人は羨ましがられる傾向にありますが、それをもっていない人よりもずっとストレスを感じています。例えば多くの人脈を持っている人はそれだけ忙しなく息のつく暇もない生活を送っていますし、人脈の少ない人よりも多くの感情を向けられやすいです。感情の中には好意や憧れといったものもありますが、もちろん悪意や嫉妬といった悪い感情もあります。多くの感情を向けられることはそれだけでストレスを感じます。
最近はミニマリストという物を持たない・もしくは持っている物を最低限まで少なくして生活をする人たちがいます。実はそういったミニマリストな人たちは部屋の中にたくさんの物を置いて生活している人よりもストレスが少ないです。なぜなら部屋にいる時に目に入ってくる情報が少ないからです。無知は恐ろしいものだと言われますが、1日に得る情報の量は少ない方がストレスになりません。
ぜひストレスになるものを捨てて、日々のストレスを減らしてください。
生理中の症状を改善するには自分の体を労わる
生理中の症状を改善するためには「自分の体を労わる」ことが大切です。体を温めることもストレスを減らすことも、食生活や運動不足を改善することはみんな体への投資になり、未来の健康に大きく影響を与えます。
自分を労わる心を大切にして、生理中の症状を改善していってください。